アプリの位置情報ワークフローをテストする

このページのガイドラインは、最新の位置情報の機能と動作をサポートするように更新を行う際にアプリを評価するうえで有用です。

アプリがおおよその位置情報をどのように処理するかをテストする

ユーザーによる設定が可能な位置情報の精度をサポートするためにアプリを更新する必要があるかどうかを評価するには、このセクションで説明するテストを行います。

ダイアログからおおよその位置情報がリクエストされた場合の処理

ダイアログで、アプリがおおよその位置情報へのアクセス権を持つことをユーザーがリクエストした場合に、アプリがどのように処理するかを確認するには、次の手順を行います。

  1. ACCESS_FINE_LOCATIONACCESS_COARSE_LOCATION の両方をリクエストします。
  2. 表示されたダイアログで、ユーザーはおおよその位置情報をリクエストし、上部付近にある [おおよそ] を選択してから、下部付近にある [アプリの使用時のみ] または [今回のみ] を選択できます。
  3. アプリがおおよその位置情報へのアクセス権のみを付与されている場合でも、アプリのユースケースが想定どおりに機能するかどうかを確認します。

システム設定からおおよその位置情報へのダウングレードがリクエストされた場合の処理

図 1. システム設定のアプリの位置情報の利用許可画面に、[正確な位置情報を使用] が追加されました。このオプションは、画面の上部にある位置情報へのアクセスの設定とは別のものです。

システム設定で、アプリの位置情報へのアクセスを「正確」から「おおよそ」に変更するようユーザーがリクエストした場合に、アプリがどのように処理するかを確認するには、次の手順を行います。

  1. ACCESS_FINE_LOCATIONACCESS_COARSE_LOCATION の両方をリクエストします。
  2. 表示されたダイアログで、ユーザーはおおよその位置情報をリクエストし、上部付近にある [正確] を選択してから、下部付近にある [アプリの使用時のみ] または [今回のみ] を選択できます。
  3. システム設定でアプリの権限画面に移動します。
  4. 位置情報の利用許可画面で、[正確な位置情報を使用] をオフにします。このオプションを図 1 に示します。

    他の権限をダウングレードする場合と同様に、システムはアプリのプロセスを再起動します。

  5. アプリがおおよその位置情報にしかアクセスできない場合でも、アプリのユースケースが想定どおりに機能するかどうかを確認します。

システム設定から正確な位置情報へのアップグレードがリクエストされた場合の処理

システム設定で、アプリの位置情報へのアクセスを「おおよそ」から「正確」に変更するようユーザーがリクエストした場合に、アプリがどのように処理するかを確認するには、次の手順を行います。

  1. ACCESS_FINE_LOCATIONACCESS_COARSE_LOCATION の両方をリクエストします。
  2. 表示されたダイアログで、ユーザーはおおよその位置情報をリクエストし、上部付近にある [おおよそ] を選択してから、下部付近にある [アプリの使用時のみ] または [今回のみ] を選択できます。
  3. システム設定でアプリの権限画面に移動します。
  4. 図 1 に示すように、位置情報の利用許可画面で [正確な位置情報を使用] をオンにします。

    この権限の変更はアップグレードであるため、システムはアプリの再起動を行いません。

  5. アプリが位置情報ベースのユースケースでより正確な位置情報を受信しているかどうかを確認します。