Android 14 ベータ版がリリースされました。ぜひお試しいただき、ご意見、ご感想をお寄せください。

Android 13 プレビュー

Android 13 プレビューへようこそ。このプログラムは、Android の次期バージョンと互換性を持つようにアプリを変更してビルドするために必要なものをすべて提供します。このプログラムのご利用は無料で、Preview SDK とツールをダウンロードすれば、すぐにご利用になれます

ハードウェアとエミュレータのシステム イメージ

Pixel デバイスと Android Emulator 上でアプリをテストするためのランタイム環境です。

最新のプラットフォームのコード

定期的にアップデートが提供されるので、最新のプラットフォーム コードでテストできます。

新しい動作と機能

アプリに影響する動作変更をピンポイントで絞り込み、最新のプラットフォーム機能を使ってビルドできます。

フィードバックとサポート

皆様からのフィードバックは非常に重要です。こちらから問題を報告し、ご意見をお寄せください。デベロッパー コミュニティでは、他のデベロッパーと情報交換ができます。

スケジュール、マイルストーン、アップデート

Android 13 プレビュー プログラムのスケジュール

Android 13 プレビュー プログラムの対象期間は、2022 年 2 月から、今年の後半に予定されている AOSP と OEM への最終公開リリースまでとなります。主要な開発マイルストーンでアップデートをリリースしますので、開発とテスト用の環境としてご利用ください。各アップデートには、SDK ツール、システム イメージ、エミュレータ、API リファレンス、API の差分が含まれます。各マイルストーンで重点を置くべき点の詳細については、次の表をご覧ください。

スケジュール ビルド タイプ デベロッパーのアクション
2 月 デベロッパー プレビュー 1 早期基本ビルド。デベロッパーのフィードバックに重点を置き、新しい機能、API、動作変更を組み込みます。 API に関するフィードバックを優先する期間。 この期間中は、新しい API と動作変更を試して、重大な問題やご要望をお知らせください。アプリの早期互換性テストを開始します。
3 月 デベロッパー プレビュー 2 機能、API、動作変更を追加した増分アップデート。 動作変更と API に関するフィードバックを今後も引き続きお寄せください。消費者向けベータ版にアプリを対応させる準備を行います。互換性テストを継続し、ターゲットを変更せずにアップデートを公開します。
4 月 ベータ版 1 ベータ版の初期リリース。Android ベータ版に登録した先行ユーザー向けに無線アップデート。 互換性テストを継続し、Android ベータ版ユーザーからのフィードバックを確認します。Android 13 をターゲットとして早期テストを開始します。問題が見つかった場合は、SDK とライブラリのデベロッパーに通知します。
5 月 ベータ版 2 ベータ版品質の増分リリース 互換性テストを継続し、Android ベータ版ユーザーからのフィードバックを確認します。Android 13 をターゲットとして早期テストを開始します。問題が見つかった場合は、SDK とライブラリのデベロッパーに通知します。
プラットフォームの安定版
6 月 ベータ版 3 最初のプラットフォームの安定版のマイルストーン。最終的な API と動作。Play での公開が始まります。 アプリ、SDK、ライブラリの最終互換性テストを開始します。互換性のあるバージョンをリリースします。Android 13 をターゲットとする作業を継続します。SDK とライブラリを更新し、問題が見つかった場合はデベロッパーに通知します。
7 月 ベータ版 4 最終テスト用のほぼ最終版のビルド。 互換性のあるバージョンのアプリ、SDK、ライブラリをリリースします。Android 13 をターゲットとする作業を継続します。新しい機能と API を使ってビルドします。
最終リリース AOSP とエコシステムに対する Android 13 リリース。 互換性のあるバージョンのアプリ、SDK、ライブラリをリリースします。Android 13 をターゲットとする作業を継続します。新しい機能と API を使ってビルドします。

プラットフォームの安定版のマイルストーン

Android 13 では「プラットフォームの安定版」というマイルストーンを導入し、アプリの最終的なテストとリリースの計画を立てやすくしています。このマイルストーンは、Android 13 の内部 API と外部 API、アプリとのインターフェース動作、非 SDK API リスト(グレーリスト)が最終的に確定したことを示します。Android 13 は 2022 年 6 月のベータ 3 でプラットフォームの安定版に到達する予定です。その時点以降、アプリに影響する変更はないと想定できます。

すべてのアプリ、ゲーム、SDK、ライブラリ、ゲームエンジンのデベロッパーに、最終的な互換性テストと公開リリースの計画における目標としてプラットフォームの安定版のマイルストーンを使用することをおすすめします。最終リリースの代わりにプラットフォームの安定版を目標とすると、エンドユーザーが各自のデバイスで新しいプラットフォームを受け取れるようになるまでに数週間の猶予が得られます。

プレビュー段階

プレビュー プログラムの各段階で、AOSP と Android エコシステムの安定版リリースに向けてアプリを準備することができます。

デベロッパー プレビュー 1 と 2

デベロッパー プレビューで重視することは、API に関するフィードバックアプリの互換性です。アプリの互換性とは、アプリの最新版が新しいプラットフォームで正しく表示され、実行されるようにすることです。

デベロッパー プレビュー ビルドでは、早期のテストおよび開発環境が提供されます。この環境で新しい API を試し、アプリ内の互換性の問題を特定し、新しいプラットフォームをターゲットにするために必要な移行または機能に関する作業の計画を立てることができます。特に重要なのは、この期間中にフィードバックをお寄せいただくことです。また、アップデートのたびに一部の API が変更されることも想定してください。移行ガイドでは、新しいプラットフォームとのアプリの互換性を実現して、準備が整ったうえで新しいプラットフォームをターゲットとする手順を紹介していますのでご確認ください。

ベータ版 1

ベータ 1 は、Android 13 でビルドとテストを行うための、より完全で安定した環境を提供します。これは、Android ベータ プログラムに登録している先行ユーザーに提供される最初のビルドです。ベータ版リリースの期間中、先行ユーザーは Pixel デバイスでアプリを使用します。したがって、アプリのターゲットを変更せずに、先行ユーザーからのフィードバックを確認し、互換性のあるアップデートをリリースして問題に対処することをおすすめします。また、この期間は、後でアプリのターゲットを変更する準備を始めるのに適しています。

ベータ版 2

ベータ 2 では、テストと開発を継続できるように、より完全で安定したビルドが提供されます。

ベータ版 3

ベータ 3 以降、Android 13 はプラットフォームの安定版となります。これは、システムの動作と API が確定することを意味します。この期間中に、エコシステムへの最終リリースでアプリの互換性のあるバージョンをユーザーに提供するために必要な最終のテストおよび開発作業を開始します。この時点で、Android 13 は標準 API レベルを提供します。

プラットフォームの安定版の期間中は、最終的な互換性テストを行うことと、更新版のアプリをユーザーおよびダウンストリームのデベロッパー向けにリリースすることに重点を移します。また、最終版の API を使ってビルドを作成し、新しい API または機能を使用するコードを改良することもできます。プラットフォームと API がこれ以上変更されないことを前提として、作業を計画できます。

プラットフォームの安定版以降は、正式な API レベルの Android 13 を搭載したデバイスにアプリを公開することもできます。プラットフォームの安定版の後は、Google Play のアルファ版およびベータ版トラックに先行公開して、ストアで幅広く配信する前にアプリをテストすることをおすすめします。

ベータ版 4

ベータ 4 では、最終テスト向けにリリース候補ビルドが提供されます。テストが終了したら、アプリ、SDK、ライブラリ、ツール、ゲームエンジンに対して互換性のあるアップデートをリリースし、最終リリースの前後にデバイスをアップグレードするユーザーに優れたユーザー エクスペリエンスを提供するようにします。また、新しい特長や API を活用して新しい機能を開発するとともに、最新の API レベルを対象にアプリをテストして、発生する可能性のある問題を発見することも継続できます。

最終リリース

Android 13 の安定版は、AOSP と Android エコシステム全体に対してリリースされます。この時点かその直後に、デバイス メーカーがユーザーに対してアップデートのリリースを開始するのに伴い、一部のユーザーが Android 13 にアップデートすることを想定しておく必要があります。最新バージョンの Android のユーザーが増えるのに伴って報告される新しい問題に備えてください。

Android 13 プレビューの内容

Android 13 プレビュー プログラムには、さまざまな画面サイズ、ネットワーク技術、CPU / GPU チップセット、ハードウェア アーキテクチャで既存のアプリをテストするために必要なものがすべて含まれています。

SDK と NDK のツール

Android Studio を使用すると、SDK Manager から以下のコンポーネントをダウンロードできます。

  • Android 13 用の SDK、NDK、ツール
  • Android 13 のモバイル デバイス用エミュレータ システム イメージ(64 ビットのみ。リリースノートを参照)

これらの開発ツールは、必要に応じて各マイルストーンでアップデートされます。

利用するには、Android 13 を入手するをご覧ください。Android 13 のリリース サイクルに合わせてテストと開発を計画する方法については、移行ガイドをご覧ください。既知の問題については、リリースノートをご覧ください。

システム イメージ

開発とテストに使用できる、さまざまな Google Pixel デバイス用のシステム イメージが用意されています。開発とテスト用のシステム イメージは、ダウンロード ページから入手できます。

Google Pixel デバイスがない場合は、Android Emulator システム イメージを使用して開発とテストを行うことができます。Android Studio を使用して、SDK Manager から次のコンポーネントをダウンロードします。

  • Android 13 のモバイル デバイス用エミュレータ システム イメージ(64 ビットのみ。リリースノートを参照)

詳しくは、Android 13 を入手するをご覧ください。

Android ベータ プログラムを通じた Google Pixel の OTA アップデート

次のいずれかのサポート対象 Google Pixel デバイスをお持ちであれば、Google Pixel 用 Android ベータ プログラムにデバイスを登録して、Android 13 ベータ版の無線(OTA)アップデートを入手できます。

  • Pixel 4 および Pixel 4 XL
  • Pixel 4a および Pixel 4a(5G)
  • Pixel 5 および Pixel 5a
  • Pixel 6 および Pixel 6 Pro

登録の詳細については、g.co/androidbeta をご覧ください。

プレビュー版の API と公開

Android 13 プレビュー プログラムは、最初は標準 API レベルではない開発専用システムと Android ライブラリを提供します。この期間中に新しいプラットフォームをターゲットとして新しい Android 13 API でビルドする場合は、Android 13 のプレビュー バージョンをターゲットに設定する必要があります。そのためには、アプリのビルド構成を更新します。

Android 13 プレビューは、プレビュー API を提供します。これらの API は、プラットフォームの安定版で最終版 SDK がリリースされるまで、正式版にはなりません。つまり、特にプレビュー プログラムの最初の数週間は、段階的に API が変更されることが想定されています。変更の概要については、Android 13 のリリースごとにお知らせします。

プレビューの後半にデベロッパー API が確定すると、Android Studio に正式な Android 13 SDK をダウンロードし、正式な API レベルをターゲットとして、正式な API をコンパイルできるようになります。

プラットフォームの安定版のマイルストーンまで、Google Play では、「Tiramisu」または Android 13 の正式な API レベルをターゲットとするアプリは公開できません。最終版 SDK が利用可能になった時点で、Android 13 の正式な API レベルをターゲットとして、アルファ版、ベータ版、製品版のリリース チャンネルでアプリを Google Play に公開できるようになります。それまでの間、Android 13 をターゲットとするアプリをテスターに配布する場合、メールでの送信またはデベロッパーのサイトからの直接ダウンロードを通じてならいつでも可能です。

最新の状態に維持する

プレビューの期間中、デベロッパー プレビューやベータ版リリースでテストする際には、開発環境を常に最新の状態に保つことを強くおすすめします。新しいアップデートが利用可能になり次第、以下のチャネルでお知らせいたします。

詳細

Android 13 について詳しくは、以下のドキュメントをご覧ください。

  • 機能と変更点のリストには、このリリースでの注意すべき機能と動作変更の概要(影響を受けるアプリの簡単な説明など)が記載されています。
  • すべてのアプリに対する動作変更のページでは、アプリの targetSdkVersion とテストすべき範囲に関係なく、アプリに影響を与える可能性がある Android 13 のアップデートについて説明しています。まず、これらの動作変更に関して重点的にテストしてください。
  • ターゲット依存の動作変更のページでは、アプリの targetSdkVersion を Android 13 をターゲットとするように変更するとアプリに影響を及ぼす可能性のある Android 13 での変更について説明しています。
  • 新機能のページでは、新しい機能と API の概要を紹介しています。重要な新機能に関するデベロッパー向けのガイドも含まれています。
  • リリースノートのページでは、各プレビュー リリースまたはベータ版リリースに固有の既知の問題と変更履歴を記載し、説明しています。
  • 移行ガイドでは、Android 13 に対するアプリの互換性を実現し、新しいプラットフォームをターゲットとして新しい API を使ってビルドするプロセスの概要について説明しています。

API リファレンスと差分レポート

Preview API リファレンスの全文はオンラインでご覧になれます。開発中の新しい API には、判別しやすいように透かしを入れ、API レベルとして「Tiramisu」と表示しています。それらの API は、Android 13 Preview SDK でビルドする場合にのみ使用できます。

Android 13 がプラットフォームの安定版に到達して最終版 SDK が利用可能になると、正式な API レベルで新しい API が追加されたことが API リファレンスに示されます。

各リリースの新しい API、変更された API、非推奨になった API、削除された API の詳細を確認する場合は、最初に差分レポートをご覧になることをおすすめします。

差分レポートに記載されている変更には、該当する API リファレンス ドキュメントへのリンクがあります。

サポート情報

Android 13 でテストと開発を行う際に、問題やフィードバックがありましたら、以下の方法でお知らせください。

  • フィードバックと問題のページにアクセスして、問題の報告に関する詳細な情報を確認のうえ、ご意見をお知らせください。このページから、Issue Tracker にアクセスしてバグまたは機能リクエストを登録できます。また、新しい機能と変更に関する簡単なアンケートに答えてフィードバックを送信できます。
  • Android プレビュー Issue Tracker は、重要な問題を追跡するためのツールです。バグ、パフォーマンスの問題、一般的なフィードバックを Issue Tracker から送信できます。既知の問題と回避策を確認することもできます。ご報告いただいた問題については、緊急性を判断して、調査のために Android エンジニアリング チームに送るとともに、状況を随時お伝えします。さまざまな種類の問題を報告する方法について詳しくは、問題を報告する場所をご覧ください。
  • Android デベロッパー コミュニティでは、Android 13 ベータ版を利用している他のユーザーやデベロッパーと交流できます。感想や意見を共有したり、質問に対する答えを探したりすることができます。

今すぐ始める

互換性テストを行うため、まずハードウェア デバイスに Android 13 をインストールするか、エミュレータをセットアップします。詳しくは、Android 13 を入手するをご覧ください。Android 13 プレビュー プログラムにご参加いただきありがとうございます。