パフォーマンスの問題がどこにあるのか、どのコードから最適化を開始すればよいのかを把握するのが難しいことがあります。まずはツールを使って、問題のある箇所を絞り込んでみましょう。
Layout Inspector
Layout Inspector を使用してレイアウトを検査し、再コンポーズ数を確認できます。
UI のパフォーマンスが低い場合、コーディング エラーが原因で UI が過度に再コンポーズされることがよくあります。一方、なんらかのコーディング エラーがあると、UI の再コンポーズが必要になったときに再コンポーズを行うことができず、UI の変更が画面に表示されません。再コンポーズをトラッキングすることで、この両方の問題を見つけることができます。
再コンポーズ自体が悪いわけではありませんが、予期しない再コンポーズは問題になる可能性があります。
詳しくは、Layout Inspector の再コンポーズ数のドキュメントをご覧ください。
コンポジションのトレース
コンポジション トレースを使用して、システム トレース内のコンポーズ可能な関数をトレースします。多くの場合、トレースはパフォーマンスの問題を初めて調査するときに最適な情報源です。これによって、何が問題であり、どこから調べ始めるべきかについて、仮説を立てることができます。
参考情報
- アプリのパフォーマンス ガイド: Android でのパフォーマンスを改善するためのベスト プラクティス、ライブラリ、ツールについて説明します。
- パフォーマンスを検査: アプリのパフォーマンスを検査します。
- ベンチマーク: アプリのパフォーマンスをベンチマークします。
- アプリの起動: アプリの起動を最適化します。
- ベースライン プロファイル: ベースライン プロファイルについて理解します。